失敗しないPSP互換機のおすすめ選び方|中華機やAndroidも

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懐かしのゲームをもう一度遊びたいと思ったとき、PSP互換機のおすすめについて調べる方は多いのではないでしょうか。検索してみると中華ゲーム機と呼ばれるものや安い価格で手に入るモデル、あるいは携帯性に優れたものからテレビ出力ができるものまで、非常に多くの選択肢が出てきます。

中にはAndroidを搭載した高機能なタイプや名機と呼ばれる端末、エミュレーターの設定が必要なものなどもあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。また、手持ちのUMDがそのまま使えるのか、改造が必要なのかといった疑問も尽きません。

この記事では、工具やガジェットの表も裏も見てきた私の視点で、後悔しない選び方を解説します。

記事のポイント

  • PSPのソフトが快適に動くマシンのスペック基準
  • 中華ゲーム機やAndroid搭載機のメリットとデメリット
  • UMDソフトの扱いやエミュレーターに関する基礎知識
  • 予算やプレイスタイルに合わせた最適なモデルの選び方
目次

失敗しないPSP互換機のおすすめの選び方

PSPのゲームを今の時代に快適に遊ぶための「互換機」を選ぶ際、まず知っておかなければならないのは、その仕組みと種類の多さです。かつてのファミコン互換機のようにカセットを差せば動くという単純なものではなく、マシンの性能やOSの種類がプレイ体験に直結します。ここでは、私がガジェットを選ぶ際に必ずチェックするポイントを中心にご紹介します。

中華ゲーム機など種類の違いを比較

現在、市場に出回っている「PSP互換機」と呼ばれるものの多くは、いわゆる中華ゲーム機(エミュレーター機)です。これらは、Anbernic(アンバーニック)やRetroid Pocket、Miyooといったブランドから発売されています。

大きく分けて、Linuxベースの独自OSを搭載したモデルと、スマホと同じAndroid OSを搭載したモデルの2種類があります。Linuxベースのものは、ゲームを起動するまでの手順がシンプルで、「ゲーム機」としての操作感を重視したい人に向いています。一方、Android搭載機はアプリの自由度が高く、設定を細かく詰められるのが特徴です。

LinuxとAndroidの違い

Linux機は電源を入れてすぐにメニュー画面が出ますが、Android機はスマホのように起動に少し時間がかかります。その分、タッチパネル操作やWi-Fiを活用した機能が充実している傾向にあります。

安い価格で購入できるモデルの性能

「できれば安い価格で手に入れたい」と思うのは当然ですが、PSPのゲームを動かすには、それなりのマシンスペック(処理能力)が必要です。5,000円〜1万円前後の安価なモデルは、ファミコンやスーパーファミコン程度なら快適ですが、PSPのような3Dグラフィックを多用するゲームとなると、処理落ち(動作がカクつくこと)が発生する可能性が高くなります。

快適に遊びたいのであれば、最低でも1万5千円〜2万円以上のクラスを狙うのが無難です。安いモデルを買って「音がズレる」「動きが遅い」とストレスを溜めるより、少し予算を上げてでもスペックに余裕のあるモデルを選ぶことをおすすめします。

携帯性に優れた小型サイズの特徴

携帯性はゲーム機選びで非常に重要な要素です。ポケットにすっぽり収まる小型サイズは魅力的ですが、PSPの画面比率は16:9のワイドスクリーンです。あまりに小型の端末(例えば3.5インチの4:3画面など)でPSPを遊ぼうとすると、画面の上下に黒帯が入って表示領域が小さくなり、字幕が読みづらくなることがあります。

PSPをメインに遊ぶなら、4.5インチから5インチ程度のワイド画面を持つ端末がベストバランスです。持ち運びやすさと視認性のバランスを考えると、純正のPSPに近いサイズ感が結局一番使いやすいと私は感じています。

テレビ出力機能がある機種のメリット

最近の互換機には、HDMIケーブル(またはMini HDMI)を使ってテレビやモニターに映像を出力できる機能がついているものが多いです。「携帯ゲーム機なのにテレビ?」と思うかもしれませんが、これが意外と重宝します。

自宅では大画面でコントローラーを繋いで据え置き機のように遊び、外出時はそのまま持ち出すという使い方ができます。特にPSPのゲームは、高解像度化(アップスケーリング)させることで、大画面でも驚くほど綺麗に表示できる場合があります。この機能の有無は、購入前に必ずスペック表で確認しておきましょう。

Android搭載型の操作性と設定

Android搭載型の最大のメリットは、「PPSSPP」などの優秀なエミュレーターアプリがそのまま使えることです。スマホでゲームをする感覚に近く、画面上の仮想ボタン配置を変えたり、チートコードを適用したりといった設定がタッチパネルで直感的に行えます。

初期設定のハードル

Android搭載機は自由度が高い反面、Google Playストアの導入やキーマッピング(ボタン設定)など、最初に自分で行わなければならない設定が多くなりがちです。「買って箱から出したらすぐ遊べる」というわけではない点に注意してください。

今買うべきPSP互換機のおすすめモデル

では、実際にどのようなモデルを選ぶべきなのでしょうか。ここでは具体的な機種名というよりも、今のトレンドを押さえた「選ぶべき基準」と、多くのユーザーに支持されているタイプについて解説します。私が実際にバイヤー視点で「これは長く使える」と感じるポイントを絞り込みました。

多くのユーザーが認める名機の魅力

「名機」と呼ばれる互換機には理由があります。それは「操作性の良さ」と「ビルドクオリティ(作りの良さ)」です。例えば、ボタンの押し心地がふにゃふにゃだったり、アナログスティックの感度が悪かったりすると、アクションゲームの難易度が理不尽に上がってしまいます。

特にPSPのアクションゲームはアナログスティックを多用するため、スティックの品質は極めて重要です。Retroid PocketシリーズやAnbernicのRGシリーズの中でも、ホールセンサースティック(摩耗しにくい高耐久なスティック)を採用しているモデルは、操作性が抜群に良く、多くのゲーマーから支持されています。

エミュレーター機能の対応範囲

選ぶモデルによって、どこまでのゲーム機に対応できるかが決まります。「PSPが動けばいい」と思っていても、スペックに余裕があるモデルを買えば、プレイステーション1やドリームキャスト、セガサターン、あるいはニンテンドー64なども快適に動くことが多いです。

PSPは比較的負荷が高い部類のハードなので、「PSPがサクサク動くスペック」を満たしているモデルであれば、それより前の世代のレトロゲームはほぼ網羅できると考えて良いでしょう。将来的に他のゲームも遊びたくなる可能性を考えると、ギリギリの性能ではなく、少し余裕のあるモデル(具体的にはT618以上のチップセットを搭載したものなど)がおすすめです。

UMDソフトが使えるかどうかの確認

ここで非常に重要な注意点があります。「PSP互換機」という言葉で検索して出てくる中華ゲーム機の99%は、PSPのディスクである「UMD」を直接挿入することはできません。

UMDは物理的に入らない

現状、UMDドライブを搭載したサードパーティ製の互換機は存在しません。これらの機器で遊ぶためには、手持ちのUMDからゲームデータを吸い出し(リッピング)、デジタルデータ(ROMイメージ)としてmicroSDカードなどに保存する必要があります。

つまり、昔買ったソフトをそのままカチャッと入れて遊べるわけではないのです。UMDをそのまま使いたい場合は、状態の良い純正の中古PSP本体を探すのが、現時点では唯一かつ最良の選択肢となります。

初心者には難しい改造の必要性

PSP互換機やエミュレーターの世界に足を踏み入れると、「改造(CFW導入など)」という言葉をよく目にするようになります。純正のPSPを改造してデータを吸い出せるようにしたり、中華ゲーム機のOSをより使いやすいもの(カスタムOS)に入れ替えたりといった作業です。

これらは非常に便利ですが、専門的な知識が必要であり、失敗すると起動しなくなる(文鎮化する)リスクもあります。また、インターネット上から違法にアップロードされたゲームデータをダウンロードすることは法律で固く禁じられています。あくまで「自分の手持ちのソフトを自分でデータ化して楽しむ」というルールを守れる方だけが、この世界を楽しむ資格があります。

自分に合うPSP互換機のおすすめを見つける

最終的に「どれがおすすめか」は、あなたが何を重視するかで決まります。

スクロールできます
重視するポイントおすすめのタイプ
設定の手間なく手軽に遊びたいLinuxベースの携帯ゲーム機
画質や設定にとことんこだわりたいAndroid搭載型の高スペック機
UMDソフトをそのまま使いたいソニー純正のPSP実機(中古)
大画面で遊びたいテレビ出力対応機 または PCでのエミュレート

私個人としては、Android搭載型で4.7インチ以上の画面を持つモデルが、現代の技術でPSPの名作を蘇らせるには最適だと感じています。解像度を2倍、3倍に上げて遊ぶ「モンスターハンター」や「メタルギア」は、実機とは別次元の感動がありますよ。ぜひ、あなたのプレイスタイルに合った最高の一台を見つけてください。

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