怪我のケアでモイスキンパッドを使っていると、1枚あたりの値段がどうしても気になりますよね。
毎日使うものだからこそ、モイスキンパッドの代用品をドラッグストアなどの市販で探したり、楽天などの通販で安くまとめ買いしたいと思うのは当然のことです。
でも、ガーゼの代用で傷に張り付く失敗や、正しい作り方を知らずに症状を悪化させるのは避けたいところ。2026年の最新の保険適用のルールも含め、コストを抑えて安全にケアする方法を私なりにまとめました。
記事のポイント
- 医療グレードの代替製品と市販品のスペック比較
- コストを最小限に抑えるハイブリッドな代用品の作り方
- 2026年診療報酬改定に伴う保険適用の賢い活用法
- 傷の状態に合わせた次世代のスマートな創傷管理術
【結論】おすすめの代用品はこれ!
「モイスキンパッドの代わり」を探しているなら、傷の状態に合わせて以下の2つから選ぶのが正解です。
- 中程度の傷・手軽に貼りたいなら
-
「ハイドロール」。シール状(ハイドロコロイド)で、これ単体でピタッと貼れます。
- 広い傷・滲出液が多いなら
-
「ズイコウパッド」。モイスキンパッドに近い超吸収タイプ。※固定用テープが必要です。
※「安く、安全に」使い分けるコツを、この下のセクションで詳しく解説しています!
激痛やコストを解決するモイスキンパッドの代用品選び

モイスキンパッドの代用品を探すとき、単に「安いから」という理由だけで選ぶのは少し危険です。なぜあのパッドが高いのか、その機能を理解した上で選ばないと、結局治りが遅くなってトータルコストが増えてしまうからです。
ここでは、2026年現在、私たちが手に入れられる選択肢を比較してみます。
メロリンやプラスモイストの市販品を徹底比較
医療現場でもよく名前が挙がるのが、メロリンやプラスモイストといった製品です。
これらはモイスキンパッドと同じく、傷口に張り付きにくい工夫がされています。
メロリンはポリエステルフィルムが表面に使われていて、非常に信頼性が高いですが、2026年現在のユーザーの声を聴くと「フィルムが少し硬い」と感じる人もいるようです。
一方で、プラスモイストは非常にしなやかで、滲出液の吸収力も抜群です。傷の場所が膝や肘などのよく動かす場所ならプラスモイスト、平坦な場所ならメロリンといった使い分けが、私なりの賢い選択です。
価格面ではモイスキンパッドと劇的な差はないかもしれませんが、在庫状況によっては有力な代替候補になりますね。
楽天で買える!ズイコウパッドが最強な理由
モイスキンパッドのように「滲出液をしっかり吸い取りたい」という場面で、最も有力な選択肢になるのが瑞光メディカルのズイコウパッドです。
独自の3次元メッシュ構造が、傷口の乾燥を防ぎつつ、剥がす時の痛みを劇的に抑えてくれます。
最大の特徴は、内部に使用されている「高分子吸収ポリマー」による圧倒的な吸水力です。これにより、広い面積の傷や滲出液が多い場合でも、モイスキンパッドに近い安心感でケアが可能です。
ズイコウパッドはハサミで切って使えますが、断面から中のポリマーがこぼれやすいという特性があります。カットした後は、断面を医療用テープなどで塞いでから使用しましょう。また、粘着性はないため、上からネット包帯やテープでの固定が必須です。
シール状で使いやすい!ハイドロールの活用術
「ズイコウパッドだとテープ固定が面倒…」という中程度の傷におすすめなのが、ハイドロールです。
これは、いわゆる「キズパワーパッド」のような素材(ハイドロコロイド)がロール状になった絆創膏です。
シール状で自ら傷口にピタッと貼り付くため、テープでの固定が不要なのが最大のメリットです。滲出液を吸収してゲル化し、傷口を優しく保護してくれます。
- 1ロールあれば万能: 10cm×40cmを好きな大きさに切って使えるので、指先などの細かい傷に最適です。
- 防水性が高い: 貼ったままシャワーを浴びることもでき、日常生活での利便性はパッドタイプより上です。
※滲出液が非常に多い場合は、ハイドロコロイドでは吸収しきれず漏れることがあるため、その場合は「ズイコウパッド」や「モイスキンパッド」を選んでください。
ガーゼはNG?傷に張り付くリスクを徹底回避
「安いから普通のガーゼでいいや」と思うかもしれませんが、これは2026年の創傷管理の視点からはおすすめできません。
なぜなら、ガーゼの繊維の隙間に新しい皮膚の組織が入り込んでしまうからです。
これを無理に剥がすと、せっかく治りかけた組織が一緒に剥がれてしまい、激痛とともに治癒が数日分遅れてしまいます。いわゆる「湿潤療法」の考え方では、傷口を乾燥させて「かさぶた」を作るのは古いやり方とされています。
ガーゼを使うなら、後述する透過シートと組み合わせるなどの工夫が絶対に必要です。安易な直貼りは、結果として通院期間を延ばし、医療費を増大させる原因になります。
剥がす時の痛みをゼロにする非固着フィルムの力
モイスキンパッドなどの高級パッドに使われている「孔あきポリエステルフィルム」の役割は、まさに「痛みの解放」です。このフィルムがあるおかげで、滲出液だけを吸収層に送り、傷口にはベタつかない環境を作れます。
2026年現在では、このフィルムの微細な加工技術がさらに進歩しています。代用品を選ぶ際も、単に「くっつかない」と書かれているだけでなく、「穿孔(穴あき)加工」がなされているかを確認してください。
これが、剥がす時のあの「バリバリッ」という恐怖から解放されるための最低条件です。皮膚が弱っている高齢者や、お子さんのケアでは特に重視したいポイントですね。
ステロイドを長期服用している方などは、皮膚が非常に薄くなっています。フィルムの「硬さ」だけでも皮膚が剥離する(スキンティア)リスクがあるため、より柔らかい素材の製品を選んでください。
【あわせてチェック】剥がす時に痛くないテープ
せっかく良いパッドを使っても、周りを止めるテープで皮膚を傷めたら台無しです。私は肌に優しい「優肌絆(ゆうきばん)」のシリコンタイプを愛用しています。
2026年版!湿潤療法を成功させる細菌ケアの常識
最近の学術的なトレンドでは、傷口を「無菌」にすることよりも「細菌のバランス」を整えることが重視されています。創傷マイクロバイオータという考え方です。
代用品として「煮沸した布」や「アイロンをかけたタオル」を使う人もいますが、これでは理想的な細菌バランスを保つのが難しいです。
医療用のドレッシング材が滅菌されているのは、単にバイ菌がいないだけでなく、外部からの病原菌(黄色ブドウ球菌など)の侵入を物理的にブロックするためです。
代用品を自作する場合でも、直接傷に触れる層だけは、必ず滅菌済みの医療用資材を使用するようにしましょう。
2026年最新!賢いモイスキンパッドの代用品活用術

ここからは、より実践的で経済的な活用術を紹介します。2025年の薬機法改正や2026年の診療報酬改定を受けて、私たちが選べる「賢い選択」の幅は大きく広がりました。単なる節約術ではない、科学的な方法を見ていきましょう。
おむつとシートで作る!魔法のハイブリッド法
コストを究極まで抑えつつ、モイスキンパッドの機能を再現する方法として、在宅ケアの現場でも注目されているのが「ハイブリッド法」です。
これは、肌に触れる部分にだけ「モイスキン・スルー」などの非固着シートを使い、その上から吸水材を重ねるやり方です。吸水材として、清潔な「紙おむつ」や「尿取りパッド」をカットして使うのがポイントです。
おむつには強力な高吸水性樹脂(SAP)が入っているため、モイスキンパッド以上の吸水力を発揮することもあります。
ただし、おむつの切り口からポリマーが漏れないよう、テープでしっかり封をする工夫が必要です。
| 構成要素 | 役割 | 使用する材料例 |
|---|---|---|
| コンタクト層 | 傷への固着防止 | モイスキン・スルー、メロリン(フィルム面) |
| 吸水層 | 滲出液の保持 | 紙おむつ、尿取りパッド、厚手のガーゼ |
| 固定層 | ズレ防止・通気 | ネット包帯、シリコンテープ |
自作代用派の「心臓部」はこれ!
ハイブリッド法を試すなら、バラで買うより50枚入りの大容量BOXを備えておくのが一番賢いです。18×19cmサイズなら、大きな傷から小さな傷までカットして調整できるので、汎用性がとにかく高いんです。
清潔なナプキンを吸水層に使う驚きの裏ワザ
おむつと同様に、生理用ナプキンも優れた吸水層の代用品になります。特に個包装されているため、おむつをカットするよりも「清潔さ」を保ちやすいのがメリットです。
使い方は簡単で、非固着シートの上からナプキンを当てるだけです。2026年現在のナプキンは透湿性が非常に高く、蒸れにくい設計になっているため、実は創傷管理との相性が良いんです。
「急に滲出液が増えてパッドが足りなくなった」という夜間の緊急事態には、この方法が最も安全で確実な回避策になります。
ただし、香料付きのものは傷口の刺激になる可能性があるので、無香料のタイプを選んでくださいね。
知らなきゃ損!2026年改正の保険適用ルール
「高いから代用品を使う」という方に一番伝えたいのが、2026年度の診療報酬改定の話です。
実は、特定の条件を満たせば、モイスキンパッドなどの製品は「保険適用」で安く入手できるようになっています。
2026年現在の基準では、皮膚欠損用創傷被覆材の償還価格は25円/cm2といった形で細かく設定されています。特に在宅で褥瘡(床ずれ)のケアをしている場合、これまでは病院内でしか処置してもらえなかったのが、現在は処方箋を出してもらって「保険薬局」で購入(支給)できるようになりました。
代用品を自作する手間を考えるなら、正しく制度を利用して本物を手に入れるのが一番の近道です。
処方箋で解決!正規ドレッシング材を安く買う術
保険適用を受けるためには、医師に「在宅での処置が必要である」と認めてもらう必要があります。具体的には、皮下組織まで達するような褥瘡や、特定の難治性皮膚疾患などが対象になります。
まずは、かかりつけ医に「家でのパッド代の負担が重いので、処方箋で出してもらえませんか?」と正直に相談してみてください。2025年の薬機法改正により、薬剤師による対面指導の重要性が増しており、薬局側もサポート体制を強化しています。
自分の判断で代用品を使い続ける前に、一度プロの相談を仰ぎ、保険の枠組みで正規の資材を使えないか確認するのが、安全性と経済性の両立において最強の解決策です。
一般的には「3週間」が限度とされることが多いですが、医師が必要と判断し、理由を明記すれば延長も可能です。あきらめずに相談してみましょう!
AIで傷を解析?スマホで選ぶ次世代のパッド術
2026年らしい最新トピックとして、スマホのカメラを使った「創傷解析AIアプリ」の普及が挙げられます。傷口を撮影するだけで、滲出液の量や色から「今必要なパッドの吸水容量」を教えてくれるツールです。
代用品を探していると、「どのくらいの厚みが必要か」を自分の感覚で決めてしまいがちですが、AIを使えば客観的なデータに基づいた選択が可能です。「今は滲出液が減ってきたから、少し薄いパッドにサイズダウンしよう」といった判断ができるようになります。
こうしたデジタルツールを活用することで、無駄な出費を抑えつつ、科学的なセルフケアが可能になる時代が来ているんです。
経済性と安全を守るモイスキンパッドの代用品まとめ
ここまで見てきた通り、モイスキンパッドの代用品選びは、単なる節約以上の「高度な判断」が求められます。
緊急時にはおむつやナプキンを組み合わせる「ハイブリッド法」が非常に有効ですが、これはあくまで一時的な、あるいは戦略的な代替案です。
2026年の私たちは、2025年に改正された薬機法や、新しくなった診療報酬制度という強力な武器を持っています。「代用品を探すエネルギーを、保険制度を正しく利用するエネルギーに変える」ことが、結果としてあなたのQOLと家計を守ることにつながります。
最後に、傷の状態は日々変化します。少しでも「色が変だな」「臭いが強くなった」と感じたら、代用品でのケアを即座に中止し、必ず医師や看護師などの専門家に相談してくださいね。

