PS5のコントローラーが故障したり、家族や友人ともっと楽しむために2台目が必要になったりした際、安いPS5互換品コントローラーを探している方は多いのではないでしょうか。純正品は魅力的ですが価格がネックとなり、安価な非純正コントローラーが選択肢に上がります。しかし、市場には多様な製品があふれており、どれが本当におすすめなのか、またSwitchのコントローラーのように他の機器のものが使えないか、判断に迷うことも少なくありません。この記事では、価格を重視する方から高機能を求める方まで、最適なPS5互換コントローラーの選び方と注意点を詳しく解説します。
記事のポイント
- 最も安い互換品コントローラーの価格が分かる
- 価格帯別のおすすめモデルと特徴が分かる
- 非純正品購入時の注意点や接続方法が分かる
- PS4やSwitchコントローラーが使えるかどうかが分かる
安いPS5互換品コントローラーの価格帯

- 最安値はホリの4,373円
- 1万円前後で買える多機能モデル
- おすすめ互換品コントローラーを用途別に紹介
- PS5コントローラー互換品のゲオでの探し方
最安値はホリの4,373円
現在市場に出回っているPS5互換コントローラーの中で、最も安い価格帯の製品は「ホリ ホリパッドFPSプラス」です。価格は4,373円(税込)と、純正品の価格を考えると非常にリーズナブルな設定になっています。
このモデルは、その名の通りFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)向けに特化して設計されています。連射機能や、エイム操作をサポートするターゲットボタンが搭載されている点が大きな特徴です。
また、約240gと軽量設計のため、長時間のゲームプレイでも手が疲れにくいというメリットもあります。初めてサードパーティ製のコントローラーを購入する方や、とにかくコストを抑えたい方にとって、安心できる選択肢と言えるでしょう。
- 価格:4,373円(税込)
- 特徴:軽量設計、連射機能、ターゲットボタン搭載
- 用途:FPS、シューティングゲーム
1万円前後で買える多機能モデル
予算をもう少し上げて5,000円から1万円前後の価格帯を見てみると、機能性が格段に向上したモデルが選択肢に入ります。
例えば、「NBCP PS5 コントローラー」(8,999円)は、この価格帯でありながら非常に多機能な点が魅力です。ジャイロセンサーやデュアル振動はもちろん、プロユースのコントローラーに見られる背面ボタンやヘッドホンジャックまで搭載しています。有線接続で遅延がなく、TURBO(連射)機能も備えているため、あらゆるジャンルのゲームに対応可能です。さらに、PC(Steam)でも使用できる互換性の高さもポイントです。
もう少し予算を足せるなら、「QRD Spark N5」(11,200円)もおすすめです。マルチプラットフォームに対応し、背面に2つのパドルボタンを搭載しており、カスタマイズ性を重視するユーザーに適しています。
おすすめ互換品コントローラーを用途別に紹介
互換コントローラーは、価格だけでなく「どのゲームを主にプレイするか」で選ぶことが重要です。ここでは、用途別におすすめのモデルを紹介します。
格闘ゲーム向け
格闘ゲームでは、正確なコマンド入力が求められるため、十字キーやボタンの配置が重要です。「ホリ ファイティングコマンダー OCTA」(6,980円)は、6ボタン配置を採用した格闘ゲーム特化型モデルで、公式ライセンス品としての信頼性もあります。よりアーケードの感覚に近い操作性を求めるなら、「Razer Raion Fightpad」(12,980円)も優れた選択肢です。
FPS(シューティング)向け
FPSでは、エイムの精度と操作の瞬発力が求められます。「MERKA.G」シリーズ(2万円台)や「SCUF REFLEX」シリーズ(4万円台)は、プロゲーマーの使用率も高く、背面にパドルボタンを搭載しているのが特徴です。これにより、スティックから指を離さずにジャンプやリロードなどの操作が可能になります。
最高級・マルチジャンル向け
予算に上限を設けない場合、全ての機能を備えたプレミアムモデルが存在します。「Victrix Pro BFG」(29,243円)は、スティック配置などを物理的に交換できるモジュール式を採用し、有線・無線の両対応。「Razer RZ06-04710100-R3A1」(39,800円)は、PlayStation公式ライセンスを取得し、高速無線技術で遅延のないプレイを実現します。
Kenjiどのモデルも一長一短があります。まずはご自身のプレイスタイルと予算を明確にしてから、比較検討するのがおすすめです。
| 価格帯 | 代表モデル | 価格(参考) | 主な特徴 | おすすめジャンル |
|---|---|---|---|---|
| 最安値 | ホリ ホリパッドFPSプラス | 4,373円 | 軽量・連射機能 | FPS |
| 1万円以下 | ホリ ファイティングコマンダー OCTA | 6,980円 | 格闘ゲーム特化・6ボタン | 格闘ゲーム |
| 1万円以下 | NBCP PS5 コントローラー | 8,999円 | 多機能・背面ボタン・PC対応 | 全ジャンル |
| 2万円台 | MERKA.G MG-SERIES | 26,980円 | プロ仕様・背面パドル | FPS |
| 3万円以上 | Razer RZ06-04710100-R3A1 | 39,800円 | 公式ライセンス・高速無線 | 全ジャンル |
| 最高級 | SCUF REFLEX PRO | 49,000円 | プロ使用率高・高性能 | FPS |
PS5コントローラー互換品のゲオでの探し方
身近な販売店であるゲオ(GEO)で互換コントローラーを探す場合、いくつかの点に注意が必要です。
ゲオの公式通販サイト(ゲオオンラインストア)では、PS5の純正コントローラーや周辺アクセサリーの取り扱いはありますが、サードパーティ製の「新品」互換コントローラーの取り扱いは限定的です。
一方で、ゲオの強みは中古品や未使用品の在庫にあります。実店舗やオンラインストアの中古市場では、互換コントローラーが税抜き数千円台から手に入ることがあります。また、状態の良い純正コントローラーの中古品が定価の半額以下で販売されているケースもあり、安くコントローラーを入手したい場合には魅力的な選択肢となります。



ゲオで探す場合は、新品の互換品に絞るのではなく、「中古の互換品」や「中古の純正品」も視野に入れてチェックするのが賢い探し方です。
安いPS5互換品コントローラー購入時の注意点


- PS5非純正コントローラーの接続方法
- 買う前に確認すべき互換性の注意点
- PS5互換コントローラーはPS4で使えるか
- SwitchコントローラーはPS5で使える?
- コンバーター使用は規約違反のリスク
PS5非純正コントローラーの接続方法
非純正(サードパーティ製)コントローラーの接続方法は、基本的には純正のDualSenseコントローラーと同様の手順で行えますが、モデルによって若干の違いがあるため注意が必要です。
有線接続と初回ペアリング
多くの非純正コントローラーは、最初の接続(ペアリング)時にUSBケーブルを使用します。
有線専用モデルの場合は、以降もケーブルを接続したまま使用します。無線対応モデルの場合は、一度この手順でペアリングを完了させれば、次回以降はPSボタンを押すだけで無線接続が可能です。
無線(Bluetooth)接続について
初回ペアリング後は無線で利用できるモデルが主流です。ただし、一部のコントローラーは専用のアプリや特定の手順(シェアボタンとPSボタンの同時長押しなど)でペアリングモードにし、PS5本体のBluetooth設定画面から手動で登録する必要がある場合もあります。
もしコントローラーがうまく認識されない場合は、まずコントローラー側にあるリセットボタン(小さい穴の奥にあることが多い)をピンなどで押し、リセットを試みてください。また、PS5本体のシステムソフトウェアが最新版にアップデートされているかも確認しましょう。
買う前に確認すべき互換性の注意点
安い互換コントローラーを購入する際には、価格以外の重要な確認事項があります。これらを見落とすと「買ったのに使えない」「思った機能がなかった」という事態になりかねません。
PS5専用機能への対応
最も重要な注意点として、PS5の最大の特徴である「ハプティックフィードバック(高度な振動)」と「アダプティブトリガー(トリガーの抵抗が変化する機能)」に対応している非純正コントローラーは非常に少ない、という点が挙げられます。
特に安価なモデルの多くは、これらの機能に対応していません。単純な振動機能(デュアル振動)は搭載していても、PS5専用ソフトが提供するリッチな触覚体験は得られない可能性が高いです。これらの機能を重視する場合は、SCUFなどの高級モデルを検討する必要があります。
公式ライセンスの有無
コントローラーには、ソニー(PlayStation)から正式に承認された「公式ライセンス取得済み製品」と、ライセンスのない「非公式製品」があります。
- 公式ライセンス品(HORI、Razer、SCUFの一部製品など)
-
PS5本体のアップデート後も継続して使用できる保証があり、規約違反のリスクもありません。価格は高めですが、安全性を最優先するならこちらがおすすめです。
- 非公式品
-
非常に安価な製品も多いですが、将来的なOSアップデートで使用できなくなるリスクや、一部機能が制限される可能性があります。



オンラインマルチプレイをメインで遊ぶ方は、アカウントの安全のためにも、できるだけ公式ライセンス品を選ぶことを推奨します。
PS5互換コントローラーはPS4で使えるか
「PS5用に買った互換コントローラーを、PS4でも使い回したい」と考える方もいるかもしれませんが、これは原則として単体ではできません。
PS5の純正DualSenseコントローラーがPS4本体で(有線・無線ともに)認識されないのと同様に、多くのPS5用互換コントローラーもPS4では動作しない仕様になっています。
ただし、これはあくまで「直接接続」の場合です。市販されている「変換アダプター(コンバーター)」と呼ばれる機器をPS4本体に接続し、そこにPS5コントローラーを接続すれば、PS4で操作可能になる場合があります。ただし、この方法ではイヤホンジャックが使えないなど、一部機能が制限される可能性があり、別途アダプターの購入費用もかかります。
SwitchコントローラーはPS5で使える?
Nintendo SwitchのJoy-ConやProコントローラー(プロコン)をPS5に接続して使いたい、という需要も聞かれますが、これも直接接続して操作することはできません。
PS5本体のBluetooth設定画面でJoy-Conを認識させること自体は可能ですが、認識されるだけで「コントローラー」として登録・操作することはできません。
PS5でSwitchコントローラーを使う裏ワザとして、以下の2つの方法が存在しますが、どちらも制約があります。
- リモートプレイ機能を使った間接接続
-
スマホやPCにPS5のリモートプレイアプリをインストールし、そのスマホやPCにSwitchコントローラーを接続する方法です。PS5の画面を介さずに操作できますが、ネットワーク環境に依存するため、遅延や接続不安定のリスクが常につきまといます。
- 変換アダプター(コンバーター)の使用
-
前述のPS4の例と同様に、SwitchコントローラーをPS5で使えるようにする変換アダプターも存在します。ただし、これはソニーが公式に推奨している方法ではありません。
コンバーター使用は規約違反のリスク
前述の「変換アダプター(コンバーター)」について、特に注意喚起が必要です。ここで言うコンバーターとは、他機種のコントローラー(SwitchやPS4)をPS5で使えるようにするものや、キーボード・マウス(いわゆるキーマウ)をコントローラーとして誤認させる機器(Beloader Pro, Cronus ZENなど)を指します。
これらのコンバーターの使用は、PlayStation Network(PSN)の利用規約に違反する可能性が非常に高いです。
ソニーの規約では「認証システムまたはセキュリティ機能を解除または回避する行為」が禁止されています。コンバーターの使用はこれに該当すると判断される可能性があります。
特に「Battlefield」シリーズなど一部のオンラインゲームでは、コンバーター(特にキーマウ変換)の使用者が永久BAN(アカウント永久停止)されたという事例も報告されています。
オンラインマルチプレイを少しでも楽しむ予定がある方は、アカウントを守るためにも、絶対にコンバーターの使用は避け、正規のPS5対応コントローラーを使用してください。
安いPS5互換品コントローラーの選び方結論


- 最も安いモデルはホリ ホリパッドFPSプラス(約4,373円)
- ただしFPS特化であり一部機能は省略されている
- 5,000円から9,000円台の予算があれば選択肢が広がる
- NBCP PS5 コントローラー(約8,999円)は多機能でコスパが高い
- 格闘ゲームならホリ ファイティングコマンダー OCTAがおすすめ
- FPSで本格的に遊ぶなら背面ボタン搭載のMERKA.GやSCUFを検討
- 安い互換品の多くはハプティックフィードバックに非対応
- アダプティブトリガーにも対応していないモデルがほとんど
- 安全性を最優先するならPlayStation公式ライセンス品を選ぶ
- 非純正コントローラーの接続はUSB有線での初回ペアリングが基本
- ゲオで探す場合は新品よりも中古の互換品や純正品が狙い目
- PS5互換コントローラーをPS4で単体使用することはできない
- SwitchコントローラーをPS5で直接使用することもできない
- 変換コンバーターの使用は規約違反でありアカウントBANのリスクがある
- オンラインプレイが目的ならコンバーターは絶対に使用しない

